短歌擬きまとめ
刀剣短歌最高ランク : 8 , 更新: 2021/09/24 2:40:52
こんにちは、翠です。
実は昨日からひっそりと短歌擬きを書き始めまして、絵の完成に時間がかかりそうなので気休めに載せようと思います。
ほぼほぼ刀剣短歌です、不穏もあります。一つ10分クオリティです!色々注意です!!
クッションは挟みませんが許せる方のみこの先の閲覧をお願い致します。
※ツールはSS名刺メーカーさんのものをお借りしております
彼岸花と夕方とわらべうたがテーマです。ホラー風味にしたかった。
うしろの正面だあれは真後ろにいる鬼のこと、彼岸花の異名は「鬼花」。何処からか聴こえてくる童歌に振り返った先、嘲笑うかのように咲いている彼岸花の群れをイメージしました。
場所はご想像にお任せします。ふと立ち寄った空き地でもよし、不気味な噂がある神社でもよし、本当に自由です。このシチュエーションだと自分は一番怖い、と思う場所に置き換えてください。
春の膝さにです。
背景ががっつり秋なのは緑色多めの春の写真が無かったからです。悲しい。
ふたりで草原を歩いていたんでしょうね。不意に立ち止まったかと思えば若草で冠を作って頭に乗せ、「これでお揃いだね」と笑う主とそれに悶える膝丸の歌です。
「お揃い」の意味ですが、若草は薄い緑色、膝丸の髪の毛も薄緑だからお揃いだねって話です。
自分の色を愛しんでくれる審神者、わたしが相手だったら即堕ちてます。
何故は「なぜ」と読むと字足らずの極みになってしまうので「なにゆえ」と読んで頂ければと。
夏の髭さにです。
キラキラした主の瞳の中に映る自分と青空を見て、君も一緒に映れたらいいのになと思う兄者の歌。
当然瞳の持ち主が「君」なので、本人まで映ることは出来ません。それを少し残念がっています。
それくらい主の瞳が綺麗だったんでしょう。
数多の敵を斬り伏せてきた刀である自分の瞳にはここまで綺麗に映らないので興味津々なんだろうな〜兄者、かわいいな……
秋の髭さに。
共に過ごして絆は生まれたけれど、審神者は人間で、兄者は刀の付喪神。その違いは未来永劫消えることはありません。
どれだけ心の距離が近づいても交わることのできない境界を、秋の寂しさと共に憂う兄者の歌です。
背の高いススキが主をすっぽり隠して見えなくなる、それですら虚しさを増す材料となってしまう。
そんな少し寂しいお話を練り込んでみました。
冬の膝さに。
寒い冬の夜、行燈だけが照らす中。身を寄せ合って語り合うふたりの歌です。
「君の竪琴」というのは主が奏でる竪琴の音ではなく、主の竪琴のように綺麗な声を指します。
穏やかなその声に眠気を誘われ、夢の中へ…とまあそういうこと。
翠のくせにロマンチックすぎん!?って感じですがうちの膝さにのことなので!!布団くっつけて話すその様はまるで修学旅行の夜のような!そんな感じです。雅とは?
そして寝落ちした膝丸は翌朝「夜中まで話そうって言ったじゃん〜!!」と審神者に怒られます。
秋の髭さに没案。うちの源氏さには可愛いイメージなのになんだか不穏になってしまったのでやめました。
人の子と神様がテーマなので土台は大体上のやつと同じですね。
いずれ自分を置いて逝ってしまうであろう愛しい人。死に別れるくらいなら永遠に神域に閉じ込めて愛でていたい、という暗い重い怖いの三拍子な歌です。
秋は綺麗だけれど、それと同時に寂寥たるものを感じる季節でもあります。そんな物悲しさに当てられてしまうのは人だけではないみたい。
「夜桜」がテーマの刀剣短歌。
夜桜の下で戦う刀剣男士の歌。
月光に照らされた桜の樹とギラリと光る刀身。鮮血と桜の花びらが宙を舞う様子を書きました。
桜の下にはしかばねが埋まっていると言うように、美しさの中に死のイメージが付き纏っている印象なので、是非とも桜の木の下で殺生をしてほしいというわたしの願望…というか最早煩悩の表れ。
夜桜の下で戦う男士誰がいいですかね…?個人的にはいまつるちゃんとか乱ちゃんあたりの華やかな見た目の子が映えると思ってます。
結局誰にやらせてもかっこいいんですけどね。
「別れ」がテーマの刀剣短歌。
知ってました?刀剣短歌って別に季語使わなくてもいいらしいですよ……最高かな?
刀剣男士と審神者の死別をイメージしました。
男士視点なんですが、どちらの命が散ってしまったのか。区切り方によってどちらの解釈も出来る様にしてあります。
「紅に染まる身体を抱きしめる君の温もり」で区切ると戦で傷つき血に塗れた男士の身体を抱きしめる主になります。
そうするとこの場合の「君の温もりは遥か遠くに」は、遠のく意識の中で徐々に感覚が消えていき、主の温もりも感じられなくなった、ということになります。
んで、「紅に染まる身体を抱きしめる」で区切ると、血塗れの主を抱きしめる男士の構図になります。
このとき「君の温もりは遥か遠くに」はそのまんまです。主の命の灯火が消え果て冷たくなっていくさまを表しています。
どうしても一つの歌で二通りの別れを描きたかった。人でなしなので。
こちらも「別れ」テーマの刀剣短歌です。
みんな大好き黄泉比良坂と彼岸花がサブのテーマです!
今回は珍しく彼岸花を不吉なイメージで使ってないんですよ超偉い。毎回熱い風評被害をごめんなさいね彼岸花。
彼岸花の異名に「灯籠花」ってのもありまして。今回この彼岸花は審神者が歩く黄泉の路を照らしてくれる役割持ちです。
道迷草にはなってくれるなよ、という男士たちの思いが伝わったらいいな。
またまた「別れ」テーマの刀剣短歌です。
これは死別ではないかな…どうだろう。どんなお別れかはご想像にお任せします。
審神者はきっと「私がいってしまっても泣かないで」という風に言ったんでしょうね。最後を笑って送り出してくれます。
でも、心の中では主との別れが寂しいわけで。
そんな心を空が代弁するかのように雨が降り出す。という歌です。
笑顔の裏の涙を描きたかっただけ。本当にただそれだけ。基本そんなアホな思考回路で書き綴ってます。だから10分で終わるんだよお馬鹿。
予想以上に長くなりましたすみません!解説まで読んで頂ければ分かるんですが、全て「こんなの書きたい!」という思いつきのテンションで書いています。教養も語彙力もセンスも何処かに置いてきてしまったので。
いつか情緒的なものを書けるようになりたいな…
それにしても昨日初めて短歌に触れたレベルなんですが、めちゃくちゃ楽しいですね!?
これからも絵の進捗が微妙なときに載せるかもしれないです!そのときはどうぞ生温かい目で見てやってくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
言葉選びが素敵ですね!
最初のやつを見て、
近くに寂れた神社の鳥居がある、深夜の城下町
が頭に浮かびました〜。
酔風
2021/09/24 2:57:22 違反報告 リンク
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