#最小幹部生誕祭
雑談 文スト 中也おめでとう!最高ランク : 75 , 更新:
友達から聞いて思い出した。
今日は中也の誕生日じゃん!!と。
はい、そうなんですよ。今日は小さな小さな幹部さんのお誕生日なんです。
いつでもイケメンで不器用に優しくてでも格好よくて…もう惚れるしかない…
…とまぁ、そんな感じでお祝いしたいです!ギリギリだけどな!!
彼の良さは語ると終わんないんだよ…どうにかしてくださいな…
↓そんなわけで中也を祝う小説(10分クオリティ)
――今日は悪くない一日だった。
ポートマフィアの皆で集まって、何時ものフレンチレストランで誕生会を開いて貰った。メニューはお気に入りの物ばかり、デザートまでシェフの誠意が感じられて、思わず手付けを渡してしまった程だ。
勿論、ワインも高級品。ペトリュスこそ無かったものの、フランスならロマネ・コンティ、アメリカならオーパスワンと、贅沢にも程がある。……個人的にはドイツワインの方が甘くて好きだとは、口が裂けても言えなかったが。
その後、ホールに集まって様々なプレゼントを頂いた。首領からは、普段着ているそれより遥かに高級な黒の外套。姉さんは白百合の花束。芥川や立原達は色違いのチョーカーだった。
他にも沢山の人から貰ったのだが、いちいち覚えてなどいられない。そもそも相手の顔さえ思い出せない人も居た。まぁ下級構成員のしかも女性ではその程度だろう。それで無くとも人の顔は覚えられないタチなのだ。
「あゝ、本当に、悪くない日だった」
そんな事を呟きつつ、夜道をのんびりと歩く。少し千鳥足になっているという自覚があった為(ワインを飲み過ぎた。あんな一級品が並んでいては仕方無いだろう)、出来るだけ道の端を選んだ。
そんな変な所では理性が働いている癖に、その後の展開は全く読めなかったのだから、馬鹿としか言いようが無いと思う。常の自分なら絶対に気付く違和感も、酔いのせいでかなり感覚が鈍ってしまっていた。
「はぁい、中也」
「……は?」
くるり、と振り返る。
そこには忘れもしない、否、忘れたくとも忘れられない、相棒の姿が見えた。
目の錯覚か、とも思うが、それにしてはやけにリアリティがある。大体夢ならば、砂色の外套では無く漆黒の外套を纏っている筈だ。それが中也にとっての太宰なのだから。
「何しに来た? 今更」
「ん、中也の外套を頂きに来た」
言うが早いか、中也の外套はふわりと剥がされる。それを奪い返そうとするも、太宰はその高身長を活かして身軽に避け続けた。
「まぁ、私にこういうのは似合わないとは思うのだけど」
「何がだよ」
「君を捨てたくて捨てた訳じゃあ無いから」
じゃあね、と手をひらひらと振り、太宰は道を引き返してゆく。引き留めようとするも、彼の姿は直ぐに闇の中に消えていった。
少しの間呆然とした後、太宰が放り出していった外套を拾い上げる。何故か丁寧に止められた釦を開けると、白色の包みが現れた。包みの包装を剥がせば、薄桃色のスイートピーが美しく束ねられている。
添えられたメッセージカードに書かれた綺麗な文字は、そう長くない。
『私を覚えていて』
✳
ちなみに白百合は、図像学的には聖母って意味なんです!!(黙れ
では!リプなどなどはまた明日〜
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暇人の戯言とかとか。
優雨 5 6
えーっとお久しぶりです、優雨でございます。覚えてもらえてますかね…?(( ...
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